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 アンデルセンの童話「野の白鳥」で、沈黙の誓いとともに編みあげたイラクサの帷子を白鳥たちに投げた後、エルザは叫ぶ。「私は魔女ではありません!」
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「性犯罪者にエロ本を与えて行動抑止効果を狙う飽和療法」

 以前、[hatena]で一連の[東京都青少年条例問題]関連記事を書いたときに。
 規制強化は性犯罪抑制に繋がらないというデータがすでにあるというコメントに対して、URLを示してほしいと呼びかけたのだが。結局、回答はいただけなかった。
 あれから2年半を経て、やっと!それか?と思う情報を教えていただけた。

 きっかけは、Twitter

メイザーズぬまきち:
現在ではアメリカの一部の州で性犯罪者にエロ本を与えて行動抑止効果を狙う飽和療法が行われています


 その療法については知らなかったので、早速、調べてみた。

 [性犯罪者 行動抑止効果 飽和療法]で検索してヒットしたのが、「性犯罪と飽和療法(POCOMOCO.NET)」

性犯罪抑止、もしくは再犯の予防方法として飽和療法というものがある。
そうした療法についてネットで調べると、下記のような記述にあたることが多い。

 そこで紹介されていたのが、「メイザーズぬまきち講演会メモ」*。私がhatenaに記事を書いていたのが、2010年の12月だから、コメント者にこの内容の影響がある可能性は、十分にある。講演者がTwitterの方と同名(ハンドル?ペンネーム?)。おそらく同じ方だと思われる。
 Twitterで教えていただいた法政大学・越智論文の紹介も、この記事にあった(1)(2)
 これで、飽和療法の存在と、研究者のフルネームまでは確定できた。
 ところが、肝心の飽和療法の内容について。「性犯罪者にエロ本を与えて行動抑止効果を狙う」とまで単純化していいものかどうか、POCOMOCO.NET記事は疑問を投げかけている。

端的にいえば、飽和療法というのは「好みのエロ本漬けにする」療法ではなく、賢者タイムのけだるい時間に「この幼女ってどうよ?」と迫る、ある意味うっとおしい療法

 リンク先の論文も確認したが、

性的に喚起されないような状況下(マスターべーションの直後など)で子供に対する性的なファンタジーを強制的に想起させる飽和(satiation)療法(Marshall & Barbaree, 1978)などがある。これらの手法についてもやはりその効果が実証されたとする研究はあまりない。ただ,飽和療法については,ある程度の実証がなされており(Johnson, Hudson, & Marshall, 1992),アメリカでは,性犯罪者の処遇場面で比較的ポピュラーに用いられている行動療法の一つである。

 となっている。「性犯罪者にエロ本を与えた」だけで性犯罪の抑止効果があるというハナシではなく、ごく特殊な条件で与えたときにのみ「実証されてないとする論文もあるし、ある程度の実証がされたする論文もある」としか、読み取れないのではないだろうか?
 これ以上/これ以外の研究などがあれば、ぜひご紹介をいただきたいと思います。
 

(「越智啓太 性犯罪 飽和療法」でググって1ページ分だけ目を通してみましたが、上記論文以外の関連論文は今のところ出てきませんでした)


◆ハナシは違いますが。
当方、2010年の東京都青少年条例改正は賛成派、2013年の児ポ法への単純保持取り込み(廃案になったらしい)は反対派です。理由は、前者はゾーニング、後者は単純保持だからです。


*6/28
「メイザーズぬまきち講演会メモ」について。
メイザーズぬまきち氏より「わりと不正確」「拡散して欲しくはない」というコメントがありましたので、当方の記事からのリンクは切りました。
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